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NEWS

お知らせ・最新情報

2020年5月31日(日)14:00~16:30(途中休憩15分)

Zoomを使ったウェブ会議

日本全国、また世界各地で、COVID19新型コロナウィルスの猛威が人々に与える心理的脅威と向き合っておられる心理支援者の皆様に、第三回目の研修・情報交換会のご案内をお送りします。

 先日4/26に開催した第二回研修では、医療・教育の各現場で、感染拡大の真っただ中で動きながら考え、工夫されてきた支援者の方々から話題提供をいただき、500人のご参加の中で、活発な意見交換が行われ、予定していた2時間があっという間に感じるほど、大変充実した研修を行うことができました。インドや香港の日本人学校などアジア各地からのご参加もあり、日本人学校におけるオンライン教育の実践・実情なども聞くことができました。その結果、研修会後のアンケートでは、「自分と同じように、みな、どう対応したらいいか悩んでいたのだ」「違う分野のご苦労がわかってよかった」など、心理士・対人援助職の横のつながりに励まされる機会となったという、多くの方々の評価を得ることができました。

 第三回では、医療・教育・福祉の三分野から、これまでの緊急事態宣言下での実践、現場で感じておられること、また6月以降に活用できる知見や実践をご紹介いただき、皆様と共有する機会を得ることができればと思っております。

 ぜひ多くの方にご参加いただき、先の見えない事態においても、全国に仲間がいることを感じ、知恵や情報を通わせながら、励ましあって歩む機会になればと願っております。 【ご参加の対象】日本国内、また世界各地で心理支援を担当する臨床心理士、公認心理師、教育関係者、医師その他医療関係者の方々など。(特に参加資格は設けていません。)  ※ただし、研修内で出された個別の事例や実践については、外部に拡散されないよう、守秘義務の徹底をお願いいたします。

【参加費】無料 【申し込み・問い合わせ】アジア災害トラウマ学会のホームページ「研修参加申込」へ

締め切りは、5月28日(木)です。

当日のスケジュール(予定:変更の可能性もあります)


13:30~ ZOOM接続確認や使用法の説明


14:00~ 開会にあたって:高橋哲会長 14:05~ 諸注意(守秘義務、チャットの使い方):総合司会・黄先生 14:05~14:30 話題提供⓵医療分野から 司会:溝口先生           東北医科薬科大学病院 中間裕美子先生          ※話題提供者紹介、質疑応答・補足含め25分 14:30~15:00 話題提供⓶教育分野から 司会:春原先生           熊本県益城町・小学校教諭 礒谷由希先生           熊本大学教授 大塚芳生先生          ※話題提供者紹介、質疑応答・補足含め30分

15:00~15:15 休憩 チャットはOK(質疑や情報共有を受付します)

15:15~15:40 話題提供③福祉分野から 司会:前田先生           神戸市こども家庭局 心理判定員 樋口純一郎先生          ※話題提供者紹介、質疑応答・補足含め25分 15:40~16:20 全体ディスカッション 総合司会 黄先生 16:20~16:30 冨永先生による総括メッセージ   いったん、閉会。 16:30~17:00 事務局からメッセージと、オープンタイム ★前回ご参加くださった方々には、第三回企画の日程を5月24日と告知しておりましたが、同日に様々なオンライン研修が行われることから、日程を変更させていただきました。どうぞご容赦ください。


★前回の研修資料(医療・教育)をホームページで公開しております。また研修後のアンケートを多数お寄せくださり、感謝いたします。個人情報や固有名詞を除いた形で、みなさまのニードとしてまとめ、ホームページで公開させていただきます。


★前回研修で繰り広げられました「チャットでの情報・質問」につきましては、個人情報や固有名詞を除いた形で、分野別に整理し、「正会員」ページに掲載しております。なお「正会員」ページには、様々な資料、第一回から研修の動画視聴を行えるよう順次、整備して参ります。ぜひ正会員になっていただければ幸いです。手続きはHPの右上「join」からお願いいたします。


お申し込みはこちらをクリックしてください



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去る、2020年4月19日に表記の研修会をZOOMで開催しました。500名を超えるご申し込みをいただき、当日は438名の方にご参加いただきました。

多数のご参加、ありがとうございました。


副会長の冨永先生(兵庫県立大学)が研修の最後にまとめていただきましたプレゼンテーション資料です。


《医療》溝口先生 キーワード

医療現場の混乱、なにをすべき;無力感;感染恐怖;防護不足;陽性になったら;バッシング;表にだせない;認められない;患者家族から避けられる;温度差;一般患者の減少、1月末説明会、2月初・2月中;健康管理、3月初、感染情報;3月ねぎらい;4月職員歓迎会禁止;すべて陽性の前提に;透明シート;日赤資料で、4月中入院患者面会謝絶;近隣院内集団クラスター発生2心理士の発信さまざまな方の不安、情報発信のタイミング、職員向け心の援助、メンタルな情報をはやく発信したい、集めて研修できない、事務・清掃、事務のストレス度が高い、ネット環境で発信、院内イントラネットで発信日本赤十字社の3つの感染;自分が誰かの命を終わらせる連鎖になるのは怖い;ストレスマネジメント;助けていいあうことリラクセーション編;質問;病院のなかで心理職が高ストレスではないか安全にコミュニケーションをする手段を確保


《教育》春原先生 キーワード

3月一斉休校からの取り組み(2月27日木曜休校要請;金曜)SC便り;学童保育3月2日藤田医科大学4コマ風;4月来校面接なし;子どものセルフケア①生活リズム②感染予防③運動④正しい情報⑤リラクセーション… 保護者のみなさんへ;中学生反抗期、大人自身が落ちつく;心がしんどくなってきている保護者の方へアイデアを健康モデル⇒GWあけに、保護者への心理教育とセルフケア不安になるのはあたりまえ、安全に泣いたり怒ったり自然 自分自身の優先が子どものケアにつながる、なまけモードで丁度いい、呼吸法・・・ 来校⇒濃厚接触危険電話相談⇒オンライン授業、双方向で話し合い、教師のコンサル知的障害プリント配布ポストイン香港・インド日本人学校;オンライン教育友だちどうしの分かち合いなぜ石けんで手洗い、感染症対応オンライン朝の会⇒熊本市教育センターHp


この続きについては、ダウンロードセンターにアップロードしました(10ページ)。下記の図やその他の資料も含まれています。

また、溝口先生の資料(5月7日以降公開予定)、春原先生の資料もダウンロードセンターからダウンロードいただけます。無料でご利用できますので、ご活用ください。


ダウンロードセンターはこちら

変化する状況に対応できるように、今後ともこのような研修を実施していきたいと考えています。次回の研修は、5月24日(日)午後を予定しています。

是非、ご参加いただきたく存じます。


どうぞよろしくお願い申し上げます。

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  • 日時:2020年4月26日(日)14:00~16:00 ZOOMによる会議

  • 参加資格:新型コロナウイルスに関連したこころのケアに興味のある方

  • 参加費:無料

 3月7日に行われた第一回では、中国での現状を聞き、支援実践者から、先行事例や対応・支援を学び、北海道など感染者が急増している地域の現状を伺いました。93人がオンラインでつながり、今後来るべき事態に備えるため、智恵と励ましを与えられ、非常に有意義な機会となりました。そして、この一ヶ月、日本では感染者が増え続け、7都府県、さらには全国に緊急事態宣言が出され、休校が続き、休業要請も出される事態となっています。  第二回では、日々変化する国内の状態を鑑み、日本国内の①医療(総合病院の臨床心理士)、②教育(スクールカウンセラー)、の各分野から現状と支援の実際についてお話を伺います。 また参加者からのメッセージや質問の機会を設け、それぞれの現場でできることを見出し、さらなる実践につなげていけるような機会にしたいと考えています。先の見えない大変な状況においても、一人ひとりがそれぞれの場で力を発揮できるような豊かな研修になることを願っています。  参加対象は、日本国内で心理支援を担当する臨床心理士、公認心理師、教育関係者、医師その他医療関係者の方々など。(特に参加資格は設けていません。)  ※ただし、研修内で出された個別の事例や実践については、外部に拡散されないよう、守秘義務の徹底をお願いいたします。


お申し込みはこちら

 会長メッセージも、あわせてお読みください。


Covid19感染症への心理支援に関する第2回情報交換会に向けて

アジア災害・トラウマ学会 会長 髙橋 哲

 ついに世界的なパンデミックにまで拡大してしまったcovid19ですが、様々な領域で心理支援に係るお仕事に従事されている皆様にはいかがお過ごしでしょうか。広く外出の制限がかかり、さらに人と人の接触が自由に行えない状況の中で、多くの人々が不安を抱えつつも孤立を余儀なくされている事態が目に見えているのに、私たち心理支援者は、これといった有効な手立てが行えないもどかしさの中で、忸怩たる思いを日々抱えているというのが正直なところではないかと推測しています。 さて私たちアジア災害トラウマ学会では、1か月前の3/7に、「on line 研修・情報交換会」を行い、幸いにも100名に達する多くの方々のご参加をいただき、充実した研修と情報交換の場を持つことができました。研修については、このテーマに関する豊富な先行経験を持つ中国の、北京教育学院、伍芳輝先生から「北京市小中学校の教員及び生徒のこころのケア指針」というテーマで、貴重なお話をしていただき、これからの私たちの心理支援活動にとっての大きな方向性を提示していただくことができました。さらにその後の情報交換会では、自由な活動が困難な状況の中でも、各地域で様々な取り組みが行われていることを共有することができ、支援者相互のつながりの確認が、それそれの地域での活動の大きな励みになったのではないかと思います。  とはいえやはりこの領域は、私たちにとって未知の領域であるがゆえに、何をどのように行えばよいのか、感染が日々拡大する今の時期には何が必要なのかなど、まだまだ手探りで進んでいかなければなりません。そのような手探り状態を自覚しつつも、私たちの学会では先日の理事会で、さしあたり次のような2つの方向性のもとに、とりあえず活動を持続していくということを確認しました。  1 国内のみならず世界各地での感染症に対する心理支援に係る情報を集め、蓄積し、共有・公開していくこと。  2 支援者同士のつながりを目指したネットワーク作りを、国内だけでなく、アジアまた 世界にも広げて行くこと。  情報の集積と連携、この二つの柱となる方向性は、対象領域が未知のものであったとしても、基本的には欠かすことのできない活動であると思えます。 本来ならばこの二つに加えて、1の柱を発展させ、集められた情報を精査することで、この困難な状況の中で必要な心理支援の在り方を積極的に提言していくことも、学会である以上当然行われなければならないことだと思います。さらに2の柱の発展形として、支援者同士の連携だけではなく、実際に心理支援を必要としている人々とも繋がり、具体的な支援を提供していく活動も行れわなければなりません。 しかしながら、現在の私たちの組織は小さく、そうした発展形態をいますぐ行うだけの力はありません。したがって、そのような発展形態を志向しながらも、さしあたりはできるところから進めていくしかないだろうと考えています。 さて、今回の情報交換会は、上記2の柱、すなわち支援者同士のつながりを目指したネットワークづくりの一環として行われるものです。今回のcovid19感染症は、人と人のつながりを切断し、さらに人々の行動範囲をどんどん縮小させていくという性格を持っています。発生当初は、「水際対策」という旗印の下、国境を閉鎖し、都市を閉鎖するということが行われました。それには一定の意味があることは確かなのですが、しかし現実的な関係を切断する閉鎖が行われても、もう一方で、情報の共有、連携の確認といった想像的な関係の密接化は進められなければなりません。そうしないと私たちの社会はどんどん貧困化していくでしょうし、そのような貧困化が進行すればするほど、感染症との戦いに勝てる可能性が狭められていきます。逆に私たちがつながりを確認し、それぞれの持つ情報を共有することができれば、それは私たちにとって感染症と戦う上での大きな力となっていくことでしょう。誰かがどこかで頑張っているということを知ることは、私たちに大きな力を与えてくれます。さらに支援者どうしのつながりが密接化することは、先に挙げた1の柱、即ち感染症への心理支援に係る情報の蓄積、共有といったことに資する意味合いも大きいと思えます。 そうした観点から今回の第2回情報交換会を行いますので、前回と同じく多くの方々のご参加をお待ちします。 感染症の拡大は日々切迫しており、私たちを取り巻く状況も日々変化している中での開催ですので、どうしても直前のご案内にならざるを得ないことについては、どうかご容赦ください。そのかわり、このような連携のための情報交換会は、少なくとも2週間から1ヶ月といった間隔で持続的に行っていきたいと考えていますので、どうかお時間の許す機会にご参加いただければと思います。また、何回かに一回は国際的な連携の場として呼びかけていきたいと思っていますので、どうかご期待ください。                              2020,4/13 髙橋 哲 注1 なお、一度ご参加いただいた方には、web会員となっていただき、その次の会の案内はお送りさせていただきたいと考えていますので、もし案内が不要の場合はご連絡ください。 注2 この情報交換会を呼びかける対象は、臨床心理士、公認心理師などの心理学領域の支援者だけではなく、医師、看護師、保健師などの医療領域の支援者の方々、また教員やスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーなど教育領域の支援者の方々、その他福祉領域の方々など、広く心理支援に係る方々としています。


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